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事業部との連携による二段階調査

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    前回は、「TM-RoBoと既存システムの違い」というタイトルで、TM-RoBoの導入により実現できる商標調査の変化について紹介させていただきました。

    今回から数回に渡り、TM-RoBoが商標調査以外に与える影響を簡単にご紹介させていただきます。
    まず、第1弾として「事業部との連携による二段階調査」についてお伝えします。

    二段階調査による調査の質と量の向上

    TM-RoBoの特徴

    1.過去の審決等で類似と判断されたか否かの統計的指標を数値化して表示
    2.結合商標のAI検索を実現
    3.AIシステムにより入出力がシンプルでわかりやすい

    上記の特徴により、商標調査に慣れていない一般の方でも簡単に高精度な商標調査を行うことが可能となり、ネーミングを行う事業部やマーケティング部等の現場部門でも商標調査のファーストスクリーニングを行い、知財部で最終判断するという“二段階調査”が実現できます。

    二段階調査のイメージ


    従来は、ネーミングの絞り込みを事業部で行い、知財部にて商標調査を行っていました。そのため、知財部での調査結果が芳しくない場合は、改めてネーミングからやり直すことが多く、時間的にも労力的にもコストがかかり、迅速な商品開発の妨げになっていました。


    さらに、このコストを懸念して無調査のままで現場部門が商標を使用等することで、第三者の権利侵害を行うなど後に大問題に発展することもありえます。逆に、ファーストスクリーニングなしにイチから全ての調査を知財部に依頼してしまうと、大量の調査が知財部に集中し、1件ごとの調査の質を確保することが難しくなるという問題も生じてしまいます。

    上記のような懸念も、TM-RoBoの導入により“二段階調査”を行うことで、調査の質と量を高い次元で両立でき、迅速に商標調査を完了することが可能となり、迅速な商品開発へと繋げることができます。

    現在、ポーラ・オルビスホールディングス様では、知財部と事業会社との二段階調査を念頭に、TM-RoBoをご利用いただいています。導入事例としてインタビューにて詳細を掲載中ですので、参考までに是非ご覧ください。
    ≻≻ポーラ・オルビスホールディングスさまの導入事例はこちら


    次回 >>> J-PlatPatの検索範囲について

    前回 >>>既存システムとTM-RoBoの違い

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    [ 執筆者 プロフィール ]
    岩原 将文 /株式会社IP-RoBo CEO

    2000年弁護士登録。
    主として、特許、著作権その他の知的財産権に関する相談、契約、訴訟等を行う。
    大学・大学院時代には、機械学習に関する研究を行っていた。

    <関連リンク>
    WEB:https://ip-robo.co.jp/
    お問い合わせ:info@ip-robo.co.jp

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